【オクラ料理】【ライスサラダ】レシピとコツ|「オクラと夏野菜のライスサラダ」

オクラ  okra
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夏場になると美味しくなる「オクラ」を使った料理「オクラと夏野菜のライスサラダ」のレシピ紹介です。サラダで野菜をたっぷり食べたい時のランチ等にいかがでしょうか。山芋などと組み合わせてネバネバサラダというのもいいですが、少し趣向を変えて夏野菜でフランス料理風にして楽しんでみてください。後半には「オクラ」の扱い方のコツも紹介しています。ぜひ、ご覧ください。


オクラを使ったサラダのレシピ紹介

フランスでは米は野菜としての扱いです。米とオクラを使ったフランス料理のサラダのレシピ紹介です。

【レシピ】「オクラと夏野菜のライスサラダ」

フランス料理でオクラは、五角形の星型になる切断面を見せ、オードブルなどのデザインに一役買うことが多いのですが、今回はそこを意識せずに夏野菜、米とともにサラダにしてあります。

「オクラと夏野菜のライスサラダ」  (2人前)
材料

・オクラ 6本
・プチトマト 6個
さやいんげん8本
パプリカマリネ(赤、黃)各1/2個分
・米(生米)50g
オリーブ8個
・赤玉ねぎスライス10枚程度
・マヨネーズ大さじ3
粒マスタード大さじ1
・バルサミコビネガー20cc
・エクストラヴァージンオリーブオイル60cc
・塩適量
・黒胡椒適量

作り方

オクラと夏野菜のライスサラダ 作り方
  • step①
    オクラとさやいんげんの下処理

    オクラはヘタの皮を剥き板ずり、下茹でして氷水にとる。さやいんげんもヘタを外し下茹でして氷水へ落とします。

  • step②
    野菜をカットする

    オクラは斜めに1/2カット、さやいんげんも斜めに4cmにカット、プチトマトは1/2カット、パプリカのマリネはオクラの大きさに合わせたカットをします。

  • step③
    米を茹でる

    米は鍋にたっぷりの湯を沸かし、オリーブオイル(分量外)と塩を加え優しい火加減で少しだけ芯を残すように茹で、ザルに上げ、氷水ですぐに冷ました後水気を切っておきます。
    ※茹でる時の火加減が強いと米が割れるので注意してください。

  • step④
    ドレッシングを作る

    バルサミコビネガーとエクストラヴァージンオリーブオイル、塩胡椒でドレッシングを作ります。

  • step⑤
    マヨネーズソースを作る

    マヨネーズと粒マスタードをあわせて皿にのせ、スプーンの裏側を使い、皿に線をつけるように伸ばしておきます。
    (野菜を盛り付けたときに隠れない位置に伸ばしてください)

  • step⑥
    皿に盛り付ける

    ②の野菜と③の米を④のドレッシングで和えて、⑤の皿の上に盛り付けます。

  • step⑦
    仕上げ、完成

    オリーブの実と赤玉ねぎのスライスを上にちらし完成です。

オクラのライスサラダ コツ

オクラのライスサラダを作るときのコツは、ご飯を炊くという概念を一旦忘れることです。私達はどうしてもお米は主食で、炊いて食べるものという感覚が強いです。これを一旦忘れて、お米という野菜を茹でてサラダにすることに違和感を持たないようにすることが、いちばんのコツです。その上で茹で加減に注意して下さい。茹で上がりには冷水に上げるので、予熱で米に火が入っていかないです。茹で上がりでアルデンテに仕上げて下さい。


オクラ、扱い方のコツ

ここではオクラの保存方法や調理する際の下処理に関して、オクラの扱い方、コツなどを紹介します。

オクラの保存は温度と乾燥に注意する

「オクラ」を冷蔵庫に保存するときはポリ袋などに入れて乾燥を防いでください。保存時の温度が低すぎると黒変の原因となってしまいますので、温度にも注意が必要です。「オクラ」の表面に黒い部分が出てくる前に使ってしまうように気をつけてください。

オクラ選びは産毛を確認するのがコツ

「オクラ」を選ぶときは、色が鮮やかな緑で、へたや角が黒ずんでいない物、産毛がしっかり揃っているものを選んでください。特に鮮度の良いものは産毛がしっかりしています。「オクラ」を持ったときに硬すぎる場合は筋が固くなりすぎている可能性もあります。そうなると食べたときに口の中ににスジが残り食感が悪くなるので、避けるようにしてください。

オクラの板ずりが美味しくするコツ

「オクラ」を使うときは、ヘタの部分の皮を薄く剥き取り、まな板の上などに塩を振り両手で転がす(板ずり)ことで表面の産毛をとると同時に茹でたときの発色を良くします。板ずりのあと下茹でしますが、その後の調理工程を考えて茹で加減を調整してください。

オクラの豆知識

「オクラ」の和名は「オクラ」ではなく「アメリカねり」といいます。これは日本へはアメリカから伝わったことが所以している名前ではないかと思います。一方、「オクラ」という名称は原産地のアフリカの呼び名が由来となっているので、カタカナで「オクラ」と書かれることが多いのですね。そんなオクラの豆知識を紹介します。

国産オクラの流通が無い時期の注意点

「オクラ」の国内生産は高知県、沖縄県が主な産地です。特に高知県の生産量が群を抜いて多くなっています。「オクラ」の収穫の最盛期は7月から9月ですが、1年中流通しています。ただ、アジア方面の日照量の多い地域からの輸入されるオクラは、選び方の項でも述べたように、時折皮目のしっかりした筋が多く感じられる物もあるので注意が必要です。

オクラのネバネバ成分の正体

「オクラ」の特徴とも言うべき独特の粘り成分は、水溶性の食物繊維のペクチンとムチンが成分で、ペクチンには血中のコレステロールを減らす働きがあります。オクラに含まれるその他の栄養分は、カロテン、ビタミンB1、B2、Cやカルシウム、カリウム、マグネシウムなどを多く含み、免疫力アップに効果が期待できます。
また、「オクラ」の花は黄色いハイビスカスのような花が咲きます。なかなか手に入らないのですが、もし、「オクラ」の花が手に入ったらサラダにして食べてみてください。花にもオクラの味わいと粘りがあります。

オクラ栽培の歴史は古い

「オクラ」の原産地はエチオピアです。約2000年前にはすでに、エジプトにて栽培、食用とされていました。
日本へオクラが持ち込まれたのは明治初年のことで、アメリカから伝わりました。そのアメリカは、ヨーロッパ経由で18世紀初頭に伝わっていました。
明治初年に伝わっていたものの、日本で食用として定着したのは戦後になってからのことで、流通量が多くなりポピュラーな野菜となったのはそう古い話ではありません。

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