タプナードとは南フランスプロバンス地方の料理で、オリーブの実をペーストにした薬味です。用途は幅広く、野菜のディップに使われたり、肉料理や魚料理に添える他、トーストに塗る、ゆで卵と合わせるなど様々です。ここでは、作り方のレシピと活用方法、アレンジ方法などを紹介します。
簡単、美味しいタプナードのレシピの紹介
【レシピ】「タプナード」
オリーブの実とにんにくの香り、アンチョビの旨味、塩味 ケッパーの適度な酸味でバランスの良い薬味です。活用の幅はとても広いので様々な料理に使ってみてください。分量は同じですが、作り方は使う道具に合わせて3種類紹介します。お持ちの道具でお作りください。
「タプナード」
材料
オリーブ(種抜きブラックオリーブ) | 100g |
にんにく | 1片 |
オリーブオイル | 30~50ml |
アンチョビ | 10g |
ケッパー | 10g |
作り方
【フードプロセッサを使う場合】
▷① オリーブオイル以外の材料をフードプロセッサにかけペースト状にします。
▷② ボールに取り出しオリーブオイルを加えよくなじませてください。
【フードプロセッサを使わない場合】
▷① オリーブオイル以外の材料を粗目の網で裏ごし、少し細かめの裏ごしをしてペースト状にします。
▷② ボールに取り出しオリーブオイルを加えよくなじませてください。
【ミキサーを使う場合】
▷① オリーブオイルを含むすべての材料をミキサーに入れペースト状にします。
※うまくミキサーが回らない場合は少量の水を足してください。
タプナード関連の食材紹介
タプナードの使い方、アレンジ
タプナードの使い方
ここでは、野菜のディップなど以外、どのようにタプナードを料理に使うのかというアイデアの紹介です。様々試してみてください。
パスタに合わせる
スパゲティなどのパスタのソースとしてタプナードはとても相性が良いです。特にトマトソース系のパスタに合わせやすいです。また、オイル系のソースに使うとプッタネスカの変形のようになります。中でもおすすめなのは、ドライトマトとパンチェッタにタプナードを使ったパスタソースです。
肉料理や魚料理の薬味として
肉料理や魚料理、特にポワレのように焼いたものに薬味のように添えて使うと、食事の楽しみ方が広がります。ソースをこちらもトマトソースにして補助的にタプナードを添えてみてください。
ソースとして添える時のコツ
上記の肉や魚の料理に薬味として添える時、上手にお皿に乗せるコツは、少し水で伸ばせば使いやすい硬さに調節できます。ここではオイルを足さないようにしてください。もし、オリーブオイルを使いたい場合は、オリーブオイル単体で上からかけるほうが良いでしょう。
タプナードをアレンジして楽しむ
ここでは、タプナードのアレンジやプロバンス地方での作り方のバリエーションを紹介します。
タプナードに酸味を足したい時はレモンを入れる
今回紹介したレシピでは、ケッパーを使って酸味を加えていますが、更に酸味を加えるときはレモン汁を使ってください。より軽く、また味わいもまとまってきます。もともとプロバンス地方では、ケッパーは入れずにレモン汁を入れるレシピもあります。
ディップのバリエーションにはツナを使う
もともと地中海沿岸の料理にもあるのですが、ツナ缶(オイル煮のフレークなど)を加えて作ってください。タプナードの別のバリエーションのレシピになります。(但し、この場合はフードプロセッサを使った作り方で行ってください)
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