【簡単レシピ】「さやいんげんのサラダ」|さやいんげん扱い方のコツ

さやいんげん french-beans
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「さやいんげん」は、フランス料理で付け合せの定番のような野菜です。栄養価も高く種類も豊富や野菜ですから、彩りだけでなくもっと料理の主役など各所で活躍出来る野菜ではないでしょうか。ここでは、そんな「さやいんげん」を主役にしたレシピ「さやいんげんのサラダ」を紹介します。記事後半に「さやいんげん」の扱い方のコツも紹介していますので、調理の際、参考にしてください。


簡単、美味しい「さやいんげん」を使ったレシピの紹介

【レシピ】「さやいんげんのサラダ」

さやいんげんをスパイシーな仕立てのマヨネーズで和えたサラダです。もし時間があれば、作ってから食べるまでしばらく冷蔵庫で味をなじませてください。

「さやいんげんのサラダ」  (2人前)
材料

・さやいんげん150g
・エシャロット30g
・ロースハム20g
・塩適量
・胡椒適量
・マヨネーズ大さじ2
・ガラムマサラ
(またはカレーパウダー)
2g
・レモン果汁少量
・エクストラヴァージンオリーブオイル適量

作り方

さやいんげんのサラダ 作り方
  • step①
    さやいんげんを茹でる

    さやいんげんは、スジを取り塩ゆでして氷水にあげ、冷えたらすぐに水気を切り、5cm程度に切り分けます。

  • step②
    エシャロットとハムをカットする

    エシャロットとハムはみじん切りにしてください。

  • step③
    ソースを作る

    ボールにマヨネーズとガラムマサラを入れ、均一になるように混ぜ合わせたらレモン果汁で味を加えます。

  • step④
    混ぜ合わせ味付けをする

    ③のボールに①のさやいんげんと②のエシャロットとハムを加え混ぜ合わせ必要に応じて塩と胡椒で味をととのえてください。

  • step⑤
    盛り付け、仕上げ

    ④を皿に盛り、上からエクストラヴァージンオリーブオイルを回しかけ完成です。

さやいんげんを茹でる時間は、太さによって前後するので、好みの硬さに茹でて下さい。硬めの茹で方が好きな方が日本には多いですが、あえてフランスっぽくする場合は、しっかり柔らかめに茹でて下さい。

関連食材の参考レシピ記事


「さやいんげん」の扱い方のコツ

さやいんげんは消化がよく低カロリーな野菜です。緑黄色野菜に分類されるほどカロテンも豊富に含んでいる上にビタミンC、ビタミンB群、カリウム、カルシウムも豊富、さやも食べることでリジンなども摂取できるため美肌効果も期待できます。そんな栄養や味わいをしっかり楽しむためのコツを紹介します。

「さやいんげん」の鮮度は張りで判断

さやいんげんは、手で折ったときにポキンと折れるくらい張りのあるものが鮮度の良いものです。ただ、購入時に売り場で折ってみるわけにはいきません。見分けるポイントは、色が鮮やかな緑で先端まで張りのあるものを選ぶようにしてください。

「さやいんげん」を保存するコツ

さやいんげんは、乾燥しないように生のままビニール袋に入れた状態で、冷蔵庫に入れると数日保存できます。すぐに食べきれないくらい大量にある場合などは、冷凍などの方法で保存も可能です。冷凍保存する場合はスジをとった後かために(3〜4分)塩ゆでして水気を切りクッキングペーパーなどを敷いたバットに1本づつ並べ冷凍庫で冷凍し凍ったらまとめて袋などに入れて冷凍保存します。

「さやいんげん」を色鮮やかに茹でるコツ

さやいんげんを茹でる際は、両端を折り取ってからスジのあるものはスジも取り除きます。その後、塩をしたお湯で茹でますが、色鮮やかに茹でるコツは、茹でる前に板ずりを行い、たっぷりの湯を使い、茹で上がりは氷水に落とすことです。先ず、板ずりを行うと産毛がとれ、発色も良くなります。また、たっぷりの湯を用意することでさやいんげんを入れた際にも温度が下がりにくく、均一に茹でることができます。

「さやいんげん」名称に関する話

「さやいんげん」の別名は三度豆その名の由来

さやいんげんの栽培には温かい気候が適していますが、夏場にあまり高温になると育成不良となるため比較的涼しい地域で作られています。また、冬場にはハウス栽培なども行われます。品種も多くあり、その土地に合わせた品種で作られるため多くの産地のものが存在します。露地ものの生産、収穫の時期は初夏から秋口にかけてですが、生育が早く年に3回も収穫が出来るところから三度豆という呼び方もされます。

「いんげん」の名称の由来

いんげん豆は中南米の亜熱帯が原産地とされており、南米では古代より栽培されていたといい、16世紀にヨーロッパに伝わりその後イタリア人がさやごと食べるようになりました。日本へは1654年に明(中国)より伝わりました。日本が招ねいた隠元という明(中国)の僧により持ち込んだとされています。そのため僧の隠元から名前をとり日本ではいんげん豆と言われるようになりました。

エスコフィエによる「いんげん」の記載

約120年前にフランスで書かれた料理書、俗に言うエスコフィエにはさやいんげんについて以下のように記載されています。

Haricots Verts  さやいんげん
さやいんげんは、味の楽しめる上等な野菜の一種であるが、扱いには細心の注意が必要である。誤った扱い方をしていることが非常に多いがその割に味は落ちていない。さやいんげんはごく新鮮なものを選び、調理時間を長引かせてはならない。堅すぎず、心持ち歯ごたえがあるくらいが最高である。
ゆでた後、冷水にさらしてはならない、火の上でソテして水分を蒸発させるだけでよい。塩、こしょうをし、500gに付き、新鮮なバター約100gをちぎって加え、ソテしてつなぎ、すぐに供する。

LE GUIDE CULINAIRE / A.ESCOFFIER

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