【レシピ】「半熟ゆで卵のプロバンス風」|「鶏卵」の扱い方、豆知識

鶏卵 卵 egg
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「半熟ゆで卵のプロバンス風」のレシピを紹介します。この料理は卵がメインのようですが、半熟卵と香ばしくにんにくの香りのついた野菜をあわせて楽しむ料理です。記事後半は鶏卵についての豆知識となっていますのでよかったらご覧ください。


簡単、美味しい鶏卵を使ったレシピの紹介

【レシピ】「半熟ゆで卵のプロバンス風」

この料理のポイントは卵の茹で加減ですが、茹で時間は皆さんの好みの硬さになるように作ってください。ちなみに、私はこのレシピの時は6〜7分茹でた卵を使います。

「半熟ゆで卵のプロバンス風」  (4人前)
 材料

半熟ゆで卵4個
トマト2個
ナス1本
ズッキーニ1本
にんにく(皮ごと潰す)2片
トマトフォンデュ60g
エクストラヴァージンオリーブオイル50ml
タイム1枝
フルール・ド・セル適量
黒胡椒適量

作り方 

▷① 半熟ゆで卵は殻をむいておきます。(ゆで卵の作り方は下記を御覧ください)

▷② トマトは横半分にカット、フライパンでにんにくとオリーブオイルを温め、トマトをソテーします。

▷③ ナスとズッキーニも1cmの輪切りにしてにんにくとオリーブオイルで色よくソテーします。

▷④ 皿の中央にトマト、トマトのまわりにズッキーニとナスのソテーを置き、トマトの上に半熟ゆで卵を乗せます。

▷⑤ 卵の上にトマトフォンデュをかけ、全体にエクストラヴァージンオリーブオイル、フルール・ド・セルを回しかけたら完成です。

▷⑥ お好みで黒胡椒をかけ仕上げてください。

半熟ゆで卵の作り方】 

▷① 卵は常温のものを使います。(冷蔵庫に入れてあるものは冷蔵庫から出して室温にしておいてください)

▷② 鍋に卵がしっかり浸かる量の湯を沸かしてください。

▷③ 卵の殻が割れたりしないよう、静かに卵を沸騰した湯に入れます。

▷④ 茹で始め2分は鍋の中で卵を転がして黄身が端によらないようにしてください。

▷⑤ 茹で時間は卵の大きさによりますが、6分を目安に大きさや好みで調整してください。

▷⑥ 茹で上がりに予熱で卵が固くなってしまわないように冷水に当てて冷まします。

エスコフィエによる記載

ウー・ア・ラ・プロヴァンサル  卵料理プロバンス風

揚げ卵 ア・ラ・プロヴァンヌ風に調理した2つ割りのトマトに卵を1個ずつ盛る。なすを大きく厚く切り、調味して粉をまぶして揚げた上に、このトマトを1個ずつのせ、全体を輪に並べて盛り、中央に揚げパセリを添える。

LE GUIDE CULINAIRE / A.ESCOFFIER

こちらは120年前にフランス料理の巨匠オーギュスト・エスコフィエによってまとめられたものの引用です。


鶏卵の扱い方

鶏卵の保存で気をつけるポイント

日本では生産から流通に乗るまでの期間が短く、新鮮なものが出回る上に衛生管理が行われているため常温の保存が可能です。冷蔵庫に保管しても良いですが、冷蔵庫の内外を出し入れを頻繁にすると痛みが早くなります。保存する時に気をつける事は、卵は匂いを吸収しやすいため匂いの強いものと合わせて保存を避けることです。

新鮮な鶏卵は水に入れて見分ける

鶏卵の鮮度の測り方は、比重で確認できます。卵は1日に1gづつ軽くなって行くので新鮮なものは水に沈みますが、古くなってくると水に浮くようになります。日本の小売で販売されている卵の賞味期限は、生食が可能な日付となっていますが、基本的にはできるだけ早めに消費しましょう。

鶏卵に関する豆知識

鶏卵は上質なタンパク源

卵の栄養素はタンパク質、脂質、レシチンに富み、鉄分、ビタミンを含んでいます。卵は糖分が少なく、低カロリー高タンパクの食品で、必須アミノ酸を全て含んでいるバランスのとれた栄養価の高い食品です。

鶏卵の国内流通事情

鶏卵の国内自給率は98%と高く、地方別では、東海地方が1番多く関東や九州が東海地方につづいています。ただ、基本的には全国で生産されており、近隣の地域で生産されたものが流通するようになっています。

卵  サニーサイドアップ egg

日本人が鶏卵を食用にしたのは江戸時代から?

現在、食用の卵として最も用いられているのが鶏卵です。鶏の野生種をインド地方で4000年前に飼い始めたのが家禽化の始まりでした。3世紀には日本に伝わったと言われていますが、この頃は鶏肉も卵も食用にされておらず、鶏卵が食用になったのは江戸時代になってからのことで、一般に広まったのは明治に入ってからです。この頃から鶏の飼育も盛んになり、現在の白い卵の白色レグホンが輸入されたのは20世紀に入りアメリカから伝わりました。

まとめ

世界でも卵といえば多くの人が思い浮かべるのは鶏卵ではないでしょうか。それほど世界的にもポピュラーな食材なので、もちろん料理方法も数多くあります。また、料理にとどまらずお菓子作りでも様々な使い方ができます。卵メインの料理でも、副食材としての料理でも様々なバリエーションがあります。鶏卵の用途は多岐にわたりますので、ここで記載できるのは、ほんの一側面に過ぎませんが、ご家庭で鶏卵を使ったフランス料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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