【フランス料理】「白菜とベーコンのブレゼ」のレシピ|「白菜」の豆知識

白菜 chinese-cabbage
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白菜を使ったシンプルなフランス料理「白菜とベーコンのブレゼ」のレシピを紹介します。白菜はじっくり加熱することで甘くなります。甘さを引き出した白菜にベーコンの香りと旨味が加わることで、シンプルだけどしっかりした料理に仕上がります。記事後半の白菜についての豆知識もご覧ください。


白菜の甘みを引き出すブレゼのレシピの紹介

【レシピ】「白菜とベーコンのブレゼ」

白菜の甘みをしっかり活かす料理の一つで、じっくり加熱するのがポイントです。好みが分かれるところですが、コリアンダーの粒を加えて爽やかな風味を加えるのもおすすめです。

「白菜とベーコンのブレゼ」  (4人前)
材料

・白菜1/4個
・ベーコン100g
・オリーブオイル適量
・コリアンダーシード20粒
・塩ひとつまみ
・胡椒適量
・水必要に応じて

作り方

▷① 先ず白菜をカットします。葉の先の柔らかい部分は2cm、硬い部分は1cmにカットしてください。

▷② ベーコンは1cmのバトン状にカットします。

▷③ 厚手で蓋ができる鍋を温め、オリーブオイルでベーコンをやさしく炒め、香りを出します。

▷④ ③の鍋にベーコンの香りが出てきたら白菜の硬い部分から鍋に加えます。

▷⑤ 白菜の水分を出すための塩を軽くふり、コリアンダーも粒のまま加えて鍋のフタをし蒸煮の状態にします。
※白菜の水分が出なければ水を少量足してから蓋をしてください。

▷⑥ 弱火で5分程度加熱したら蓋を開け状態を確認してください。

▷⑦ 白菜が柔らかくなり甘みが出たら塩と胡椒で味を整え完成です。

▷⑧ そのまま単体で一品にしても良いですが、焼いた魚や肉料理に添えるなどして使ってみてください。

【用語解説】ブレゼについて

ブレゼとはフランス料理の調理法の一つで、日本語にすると「蒸煮」となります。フランス料理で様々な手法のある煮込み料理の一つですが、肉料理に使われる事が多いのではないでしょうか。定義としては蓋のできる鍋などを使い弱火でじっくり素材を煮込んで行く料理です。調理法の名称ですが、この調理法で作った料理の名前にも用いられます。


白菜の豆知識

白菜は栄養バランスが良い野菜

白菜は冬の食卓には欠かせない存在となっており、サラダなどの用途でも活躍することができる野菜です。白菜の栄養分は淡色野菜の特徴であるカリウム、カルシウム、鉄分などバランスよく、ビタミン類もビタミン A、ビタミンB群、ビタミンCなどはバランスよく含まれています。

白菜の貯蔵は、乾燥させないことがポイント

白菜は葉物野菜の中では貯蔵性が高く、冬場なら切り分けなければ1ヵ月前後保存できます。ただ、切り分けた後は早めに使い切るようにしてください。保存する時は、乾燥しないように新聞紙で包み、立てて冷暗所に保存してください。切り分けた後はラップをかけて、冷蔵庫で保存してください。

白菜の外側(鬼葉)の使い方

白菜の外側の鬼葉は2~3枚外してから使います。使い切れない場合、外した鬼葉で再度包んでから保存すると乾燥から防ぐ事ができます。切り分ける時は、葉の分厚いところと葉先の薄い所で火の通りが違うため、切り分けるサイズや加熱のタイミングに差をつけてください。部位によって使用の用途を変えることもおすすめです。

白菜は収穫前の気温で味が変わる

白菜は収穫の時の気温が低いと葉に糖分を蓄える作用があり、甘くなります。寒いと白菜は葉の巻きがしっかりしてくるので、葉が縮れ、巻きがしっかりしているものを選んでください。また切り分けられて売っているものに関しては切り口のみずみずしいもので、芯のあたりが盛り上がっていない物を選ぶようにしてください。

白菜の主産地と出荷時期

白菜の主な産地は茨城県で長野県がそれに次きます。その他は群馬県、愛知県などが産地となります。出荷時期は秋から冬の収穫量が多く春は11月〜2月の出荷となります。地域で分化作付けを行っているので、周年国産の白菜が流通しています。

日本の白菜の歴史は近代に入ってからです

白菜の原産地は中国です。そのため世界中で中国キャベツとして呼ばれています。日本へは江戸時代後期に伝わり、日清戦争後に品種改良が行われ、作付面積を増やしてきました。今では日本の食卓に欠かせない野菜ですが、日本での歴史はそこまで古くは無いようです。

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