「ほうれん草と目玉焼きの朝ごはん」レシピ|「ほうれん草」扱い方のコツ

ほうれん草
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「ほうれん草」を使った朝食のレシピとして、卵と組み合わせた、とても簡単で美味しい料理を紹介しています。ぜひ一度お試しください。記事後半は「ほうれん草」の扱い方のコツについて解説していますので、料理をする前に目を通してもらえれば、きっと料理が美味しくなるのではないかと思います。


簡単、美味しいほうれん草の朝食レシピの紹介

ほうれん草料理
spinach

【レシピ】「ほうれん草と目玉焼きの朝ごはん」

フランス人もこの組み合わせが大好きです。この料理の主役は卵ではなく「ほうれん草」です。イメージはほうれん草のソテーを食べる時に目玉焼きをソースにする料理です。なので目玉焼きはできるだけ柔らかく仕上げることが望ましいです。
このレシピはほうれん草を楽しむシンプルな料理なので、朝ごはんにおすすめなのですが、いろいろなタイミングで楽しめる料理として、お肉料理の付け合せなどにも活用できます。

「ほうれん草と目玉焼きの朝ごはん」   (2人前)
材料

・ほうれん草 400g
・卵 2個
・ベーコン  50g
・バター 10g
・塩 適量
・胡椒 適量
・ナツメグパウダー(あれば) 適量

作り方

ほうれん草と目玉焼きの朝ごはん 作り方
  • step①
    ベーコンを準備する

    ベーコンを5mm幅のバトン状に切り揃え、弱火にかけたフライパンでソテー、ベーコンの油が適度に抜けて香りが出てきたらキッチンペーパーなどの上に取り出し、油をきっておきます。

  • step②
    ほうれん草を茹でる

    鍋にお湯を沸かし塩を入れておきます。下処理をしたほうれん草を軸から入れ1分茹でます。ほうれん草は、茹で上がったら氷水で冷やしてから水を絞り、5cmの長さに切り揃えます。

    下処理については下記項目参照して下さい。
  • step③
    目玉焼きを焼く

    フライパンを中火で30秒ほど温めたら弱火に落とし、少量の油をひきます。そこへ卵をそっと割り入れ、弱火のまま蓋をせずにゆっくり焼いていきます。(3〜5分程度を目安に好みの硬さまで焼いてください)

  • step④
    ほうれん草をソテーする

    目玉焼きを焼いている間にほうれん草をソテーします。別のフライパンに分量のバターを入れ火にかけます。バターが溶け細かい泡が出てきたら②のほうれん草を加え、塩、胡椒、ナツメグで味を整えます。

    火加減が強いとバターが焦げて苦味のもとになります。フライパンの温度が上がりすぎないように、火加減に注意してください。
  • step⑤
    盛り付け、仕上げ

    ④のほうれん草を皿に盛りその上に目玉焼きをのせます。①のベーコンをほうれん草の上に散らして完成です。好みで上から粗挽きの黒胡椒をふりかけてください。

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ほうれん草の扱い方のコツ

普段何気なく、選んで調理しているほうれん草の扱い方のコツをまとめてみました。実際やっていることが多いかもしれませんが、よかったら御覧ください。

美味しい「ほうれん草」の選び方

「ほうれん草」は葉の色が濃く、肉厚で葉先がしっかりしているものを選んで下さい。寒い時期に収穫したものは葉に養分が有るので味も濃くなります。また、葉が乾燥し、水分が抜けてくると葉先からしおれてきたり、葉が黄色くなったりしますので、そのようなほうれん草は避けましょう。

乾燥から守る「ほうれん草」保存のコツ

「ほうれん草」乾燥するとしおれてきます。葉の張りが少し弱くなった程度なら料理する前に水にさらすことで張りが戻りますが、そもそも乾燥がひどいと戻らなくなります。保存する場合は、少し湿らせた新聞紙などで包み、乾燥しないようにポリ袋に入れて冷蔵庫にて保存して下さい。保存の際は可能なら立てて保存してください。

調理前の下処理で「ほうれん草」の葉を軸から外すコツ

「ほうれん草」を調理するときは、葉や根元についた汚れを水でキレイに洗い落とします。軸がしっかり固い場合は、葉を軸から外して使用しますが、葉の中央に有る太い葉脈は軸の方に残して、葉だけを軸から外して下さい。※葉と葉脈を分けるには、葉脈を中心に葉を左右から半分に畳むように折り、葉の元から葉先に向かって外していくのがコツです。

「ほうれん草」下茹の時のちょっとしたコツ

ほうれん草を調理する時は、茹でずにそのままソテーしてもよいですが、状態や用途に合わせて茹でてください。茹でるときは、たっぷりの湯に塩をして軸から湯につけ時間差で葉の部分も茹でるようにします。茹でた後のほうれん草は氷水に上げて、火の通りと色落ちを止めます。冷えたらできるだけすぐに氷水から取り出して下さい。この時、長時間氷水に漬けていると風味や栄養素が流れてしまいます。

茹でる時のコツ〜まとめ〜

  • 茹でるときはたっぷりの湯を使う
  • 軸と葉は時間差で仕上がりのタイミングを揃える
  • 茹で上がりは氷水に上げるがすぐに水を切っておく

「ほうれん草」の豆知識

「ほうれん草」は、時期によって栄養価が大きく変わる珍しい野菜です。具体的には夏より冬の物のほうがビタミンCの含有量が3倍近く増えます。アニメ「ポパイ」のイメージにもありますように栄養価に富んだ野菜で鉄分、マンガン、亜鉛、マグネシウムといったミネラルが多い印象かもしれませんが、実はミネラルよりビタミンC、B群、カロテンなどを多く含んでいる野菜です。

「ほうれん草」の産地、旬

「ほうれん草」の国内での主な生産地は、千葉県、埼玉県、茨城県、北海道、岐阜県などで、その他全国的に生産を行っています。「ほうれん草」は時期により産地を変えて通年流通していますが、主に晩秋から冬にかけてが旬となり、味も美味しくなります。

ほうれん草
spinach

「ほうれん草」の名前の由来はネパール

「ほうれん草」の原産地は西アジア、イラン辺りです。そこからアフリカを通りヨーロッパに伝わった品種と、ネパール経由で中国に伝わった品種があります。この中国へ伝わった東洋系品種はネパールを経由して日本まで伝わりました。当時のネパールの国名はホリン(菠陵)その国名を受けて「ホリン草」が現在の「ほうれん草」という名前になりました。

16世紀に「ほうれん草」は日本へやってきた

日本へはまず、16世紀に東洋系品種の「ほうれん草」が伝わりました。その後19世紀中頃に西洋系の品種が伝わり、日本国内の土壌に合う形で改良され定着したようです。現在は西洋、東洋、それぞれの良さを生かした交雑の品種の「ほうれん草」が主に流通しています。

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