【レシピ紹介】「バジルとナスのキャビア風」|「バジル」扱い方のコツ

バジルとオリーブオイル basilic バジリコ basil
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ナスのぺーストにバジルの香りをたっぷり効かせて作る「ナスのキャビア風」のレシピを紹介します。ナスを使ったフランス料理で、香りの主役はバジルです。記事後半は、ハーブの王様と呼ばれる「バジル」について扱い方のコツ等を紹介していますので、よかったらご覧ください。


簡単、美味しいバジルを使ったレシピ紹介

【レシピ】「バジルとナスのキャビア風」

ナスをオーブンでじっくり焼き、芯まで火を入れてペースト状にした料理をキャビアに見立て、このような名前をつけます。フランス語で「キャビア ド オーベルジーヌ」と呼ばれる料理です。
今回はナスにバジルを加えることで、食欲をそそる香りに仕上がり、しかもお家で作りやすいレシピ。魚料理や肉料理の付け合せに、また、トーストに合わせたり、野菜をディップするなど様々なシーンで活用してください。

「バジルとナスのキャビア風」       (4人前)
材料

・ナス(大)2本
・玉ねぎ1/2個
・トマト1個
・バジル2枝分
・塩適量
・胡椒適量
・砂糖ひとつまみ
・エクストラバージンオリーブオイル30cc
・にんにく1片

作り方

▷① ナスはヘタを落として縦に4等分、玉ねぎはスライス、トマトは4等分にします。

▷② 蓋のできるフライパンにオリーブオイルをひき、にんにく、玉ねぎを炒めます。

▷③ ②の玉ねぎがしんなりしたらなすとトマトも加えてください。

▷④ ③に軽く塩を振り、バジルを加えたら火を弱め蓋をします。

▷⑤ 蓋をした状態で、焦がさないように火加減に注意して、野菜の水分で蒸煮の状態を保ち、野菜の甘味を引き出します。

▷⑥ ナスがくたくたになったら砂糖と胡椒、塩で味を整え、火から下ろします。

▷⑦ 粗熱が取れるのを待ち、きれいなまな板の上にだし、包丁で細かくなるまで叩いてください。

▷⑧ 細かく刻めたら、再び鍋に戻し温めてから盛り付け完成です。

バジル扱い方のコツ

バジルはヨーロッパでハーブの王様と称され、様々な料理に使われています。品種も様々でいろいろな使い方ができますが、フランスでの一般的な使い方はペースト状にするものでしょうか。もしくはイタリア料理のトマト、モッツァレラチーズと組み合わせてカプレーゼ、やマルゲリータにするような形でしょうか。ジェノバの名物パスタのジェノベーゼのソースもフランスに入るとピストゥと呼ばれます。ミネストローネのようなスープにピストゥのペーストで仕上げるとスープピストゥになります。ここでは、バジルを調理する前にちょっと知っていてほしいコツなどを紹介します。

バジルを保存するコツ

バジルは1日〜2日であれば冷蔵保存できますが、できれば早めに使い切ることが望ましいです。もし、長期保存する場合はオリーブオイルと一緒にペーストにして冷凍、または、使用したい大きさにカットしてオリーブオイル漬けにすると、酸化を防いで保存ができます。
バジルをフレッシュな状態で冷蔵保存する場合は、枝の切り口を濡れたキッチンペーパーでくるみ、葉の部分は冷気が直接当たらないように新聞紙などで保護して冷蔵してください。冷えすぎると葉が黒変して、風味も弱くなるので注意が必要です。

バジル選びのコツ

バジルを選ぶときは、葉の張りがあり、葉の色が濃くしっかりしているものを選んでください。また、バジルは香りが命なので、パックなどで密封されていない状態で、香りの確認ができるのであれば香りも確認してください。

バジル栽培  basilic  basil

その他バジルについて

バジルの名前の語源はギリシャ語の王を意味するバジリコスからきています。このことからも古代ギリシャの時代にすでに欠かせないハーブだったことが想像できます。

バジルの栄養素や成分

「バジル」の香り成分には、消化促進効果や抗菌作用があり、栄養分としてはカロテンやカリウムやカルシウムといったミネラル分を多く含んでいます。

バジルの生産時期、流通について

バジルは一年草のシソ科の植物です。春に種を撒き7月〜8月に収穫となります。日本ではハウス栽培のものなどで、通年で流通していますので、基本的にいつでも手に入ります。

バジルの原産地や日本への来歴

バジルはインド地方が原産です。インドでは神に捧げる植物として崇められていました。紀元前5世紀には地中海沿岸まで伝わり、栽培されていましたが、当時はまだ薬用としての利用が主でした。料理用のハーブとして使われるようになったのは16世紀ごろのことです。
日本へは江戸時代に伝わりましたが、当初はやはり薬用としての使われ方だったようです。バジルが日本で料理に使われるようになった歴史は浅く、西洋料理が日本に伝わってからのことです。

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