【レシピ】「セロリとベーコンの蒸煮」|セロリ扱い方のコツ

セロリ celery
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「セロリとベーコンの蒸煮」のレシピを紹介します。蒸煮(ブレゼ)という調理法でセロリをじっくり加熱して旨味を引き出します。セロリは、人によって好き嫌いの分かれる野菜ですが、大人も子供も楽しめ、且つ簡単にご家庭で作れるようなフランス料理のレシピです。是非、一度お試しください。


簡単、美味しいセロリを使ったレシピの紹介

【レシピ】「セロリとベーコンの蒸煮」

セロリの味をしっかりひき出しつつベーコンやブイヨンから出汁の味をセロリに含ませる料理です。煮るときにセロリが液体に浸かりきっていなくて良いです。蓋をしっかりして蒸煮にしてください。

「セロリとベーコンの蒸煮」   (4人前)
材料

・セロリ4本
・ベーコン200g
・玉ねぎ1個
・バター60g
・ブイヨン200ml
・ローリエ1枚
・塩適量
・胡椒適量

作り方

▷① セロリはスジを取り除き15㎝に切りそろえ、ベーコンと玉ねぎは粗くみじん切りにしてください。

▷② 鍋にバターをとかし弱火で玉ねぎとベーコンを炒めていきます。

▷③ ②の鍋に①のセロリを並べていれ、ブイヨンを加え煮立ったらローリエを入れて蓋をして30分煮ます。

▷④ ③のセロリが柔らかくなったら塩、胡椒でソースの味を整え皿にセロリを並べ、セロリの上からベーコンの入ったソースをかけて完成です。


セロリ 扱い方のコツ

セロリの選び方、保存方法から下処理までのちょっとしたコツを紹介します。美味しくセロリを食べてください。

香りの強いセロリを見分けるコツ

セロリは、葉の緑がきれいで張りのあるものを選んでください。茎の色が濃いものは香りが強く、茎が肉厚で色が淡いものは甘みが強い傾向がありますので、用途に合わせて選ぶと良いでしょう。

セロリ保存のコツ

セロリは葉と茎に分けて、葉はビニール袋などに入れて冷蔵庫で保存してください。茎は湿らせた新聞紙などでくるんで、できれば立てた状態で冷蔵庫に保存してください。1週間程度保存できます。

セロリの筋の除き方

セロリの茎の外側のスジは硬い繊維質なのでそのまま食べると口に残ります。なのでセロリを調理する際、筋を取り除いてください。筋を除くには、セロリの根本の方から包丁を入れ、先端に向かってスジを引くようにすると筋を取り除きやすいです。

セロリの豆知識

セロリは、ローマ時代の料理書には種を香辛料として使用が書かれていることからも分かるように、歴史の古い野菜です。西洋野菜の中では日本国内の消費量は最も多い部類に入り、日本人にも親しまれているのではないでしょうか。セロリは強い香りが特徴ですが、そのため好き嫌いが分かれてしまいますね。しかし、料理次第では苦手な方にも楽しんでもらえる野菜ではないでしょうか。

セロリはリラックス効果のある精油成分を含んでいます

セロリの持つ栄養素はビタミンC、ビタミンB群、ミネラル、食物繊維、カロテンなどですが、特筆すべき栄養があるわけではないです。カロテンに関しては葉のほうが多く含んでいますので葉も余さずに使うようにしたほうが良いです。またアピインやという精油成分が独特の香り成分なのですが、リラックス効果などが期待できます。

長野産、静岡産が多いセロリ

日本のセロリの主産地は長野県や静岡県です。それぞれ出荷時期がずれていて、旬とされる11月から4月の前半が長野県、後半が静岡県のものが多くなります。輸入先はアメリカやメキシコとなっていて周年の安定した入荷、流通を行っています。

セロリはどのように日本へ伝わったのか

セロリの原産地は正確にピンポイントで特定はできませんが、セロリの原種が自生していたのはヨーロッパ全域からアジア西部、インドの北部にかけてと広範囲に及びます。
エジプトでは紀元前1900年頃に装飾に使われ、ギリシャでは紀元前8世紀に書かれたとされるホメロスの叙事詩にセロリが自生している様子の記載が見られます。古くから薬用の植物、観葉の植物として利用されていたセロリですが、食用として栽培化されるのは16世紀のイタリアからです。その後ヨーロッパ各地へ広まり、19世紀になってからアメリカに伝わりました。
東方へは7世紀半ばには中国へ伝わりました。日本へ伝わったのは、1592年の秀吉の朝鮮出兵時に原種に近い芹菜(きんさい)と言われる中国の在来種が加藤清正によって持ち帰られ「清正人参」と呼ばれましたが、これは定着せず、後にオランダ船で持ち込まれた西洋種が今のセロリになったようです。この西洋種がセロリの和名「オランダミツバ」の元になっています。ただ、セロリが野菜として一般に定着するようになるのは戦後のことで、農林水産省の統計に記載されるのは1965年からです。

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